猫がこたつから出てこない、どうしたのかな?などと思ったことはありませんか。
猫はこたつが大好きです。7歳になるうちの猫(ゾジー)が少し長くこたつに入っているなと気づきました。
その後出てきた時にはぐったりして背中やお腹が痙攣するのを見て、ただ事ではないと焦りました。
30分もすると落ち着いたので、調べてみました。脱水症状の特徴が、ゾジーのただならぬ様子に合っていました。

ワタシ危なかったのねー。
こたつには危険が潜んでいるので要注意です。写真のように、炬燵布団の1面を開けて2度と事故が起こらないようにしています。
猫は寒さに弱く、特に子猫やシニア猫になると抵抗力や免疫力が弱くなり、冬の寒さが命取りになってしまう可能性もあります。
家の中で使用できるアイテムで、猫が快適に過ごせる様にしてあげることが大切です。
「猫はこたつで丸くなる」と言うように、1日中こたつで温まっている猫も多いと思いますが、猫がこたつに入ったまま、気づいた時には命を落としてしまっていたという事もあります。
猫がこたつの中に入っている時には、危険や事故って意外に多いので注意しましょう。
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猫がこたつに入っている時に起こる危険
酸欠の危険
猫がこたつで命を落とす原因で、1番多いのが「酸欠」です。
「猫だって、酸素が少なくなって息苦しくなればこたつの外に出るでしょ?」と思われるでしょうが、稀に熟睡して酸欠に気づかない猫もいます。
そうなると、飼い主が外に出さない限り、そのままということになります。 息を切らし、倒れこむような場合は、酸欠状態に陥っている可能性があります。
酸欠を防ぐためには、定期的にこたつの外に出してあげることです。しかし、いつの間にかこたつに入っているという事も多く、いつも監視する訳にもいかない。
ですから、できればこたつよりも、エアコンやホットカーペットを選んだほうが良いと思います。
一酸化炭素中毒の危険
現在では、電気こたつが主流で、あまり使用されなくなった、豆炭こたつ・練炭こたつ・木炭こたつは、一酸化炭素中毒を引き起こしますので、注意が必要です。
私たちはこたつから顔を出しているので大丈夫ですが、猫は密封状態になる為、危険性は高くなります。
一酸化炭素中毒に陥ってしまうと、自力では動けなくなり、そのまま死に至る事もあります。対策については、酸欠の時と同じ方法です。
低温やけどの危険
低温やけどは、熱い物を触った時のやけどとは違い、低温の熱源に長時間接触する事で起こるやけどです。
猫は暑くなればこたつから出ますし、こたつの熱源からは離れているので、そこまで心配しなくても大丈夫と思われがちですが、確実に安全とは言えません。
体の一部が触れていて、気が付かないうちに低温やけどになってしまう事もあります。
低温やけどは、症状が現れにくく気付きにくいのですが、低温やけどによって皮膚病になることもあります。
対策は、こたつの温度を低めに設定する事です。皮膚が少し赤くなっている状態ならば、やけどした部分を冷やして炎症を防ぎ、水ぶくれになっている様なら、冷やしながら病院に行きましょう。
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熱中症の危険
熱中症といえばうだるような暑さのイメージですが、こたつの中は真夏日のような状態になっています。
全身毛皮の猫は人間よりも汗腺が少なく、うまく体温調節もできないので、急激な体温上昇に対応しきれず熱中症のリスクも高くなるのです。
こたつから出てきて「ハアハア」と息が上がったようになっている場合、既に熱中症にかかっている可能性があるので、体を冷やし一刻も早く病院に直行しましょう。
対策としては、低温やけどと同じく、こたつの中に熱がこもらないようにしてあげる事です。他に、こたつの近くに水飲み場を作る、設定温度を低くすることで予防して下さい。
脱水症状の危険
こたつの中は密閉空間なので酸素が薄くなり、気づかないうちに脱水症状になる事もあります。対策は、熱中症の時と同じです。掛け布団の片側を上に上げておくのも良い対策です。
赤外線が目に与える危険
こたつの赤外線は猫の目に悪いと言われています。ほとんどの猫は目を閉じているので重大事故は少ないと言われていますが、好奇心旺盛な猫は赤外線を見続けてしまうこともあるそうです。
赤外線を長く見続けると白内障を発症したり、失明してしまう危険性もあります。
長時間猫がコタツから出ない場合は、コンセントを抜きましょう。
いたずらによる感電の危険
噛み癖のある猫は、こたつのコードを噛んで感電死や感電が原因による不整脈、口の中をやけどをしてしまう危険もあります。
コードにケーブルスパイラルチューブ等のカバーをつけ対策をして下さい。
コードを噛んでいる場合には、無理に猫を引き離さずに、電源を切ってから引き離しコードを抜きましょう。
既にコードの傍で痙攣している場合には、すぐにコンセントを抜き、すぐ病院で診てもらって下さい。
乾燥の危険
こたつの中は乾燥するので、長時間いると皮膚は乾燥します。
猫の肌はとても薄く、人間の赤ちゃんよりもデリケート。慎重に乾燥を防いであげましょう。
猫が大好きなこたつですが、こたつには様々なリスクが潜んでいるのは事実。
ちょっとしたミスが猫の命取りになるので、お互いに気を配って上げましょうね。
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