私は喉にアレルギーを持っていますが、猫アレルギーではありません。高校3年生の二男が猫アレルギーをはじめ色々なアレルギーを持っていて、特にアレルギー性鼻炎が酷く手術でないと治らないと言われたほどです。
猫アレルギーは飼育放棄の原因の一つ
飼育放棄する原因の一つにもなっている猫アレルギー。飼ってから猫アレルギーががあると判明して猫を捨てるのは身勝手すぎるというもの。
事前に猫アレルギーがあるかどうかは、病院や直接の接触でわかります。我が家は二男に猫アレルギーがあるなんてつゆほど思わず飼いはじめてから分かったというお粗末。
でもだから猫を捨てようとはちっとも考えませんでした。ただ、アレルギー症状にも程度があるので、我が家の場合にはそれほど重篤では無かったので言える事かもと思います。
猫アレルギーの原因
色々なアレルゲンがありますが、猫の脂腺から分泌されるFel d 1と呼ばれる糖タンパクと唾液中のFel d 4が猫アレルギーを引き起こす中心的な物質です。
Fel d 1は猫の皮膚にある脂腺(しせん)、肛門腺、唾液腺から分泌するアレルゲン。首や顔周辺の毛に多いようです。
Fel d 4は主に顎下腺(あごの下の唾液を分泌する組織)から放出される。毛づくろいで毛やフケに付着したあと空気中に放散されます。猫アレルギーの63%は、このFel d 4に対してIgE抗体を持つようです。 このIgE抗体がアレルギー反応を引き起こす元凶です。
猫アレルギーのテスト
現在有効とされているのは、皮膚表面を針で軽く刺すブリックテストと言われる、少量の血液を採取して検査をする「RAST」の2つです。
猫アレルギーは予防できるか
アレルゲンがひとたび空気中に放出されると、数か月から数年の間部屋に存在するようです。それだけ極小の物質です。
猫アレルギーの予防はこのアレルゲンに接触しない事しかありません。根本的に医療で治るものではないからです。出た症状に対する対症療法のみなんです。
猫アレルゲン(抗原)を減らす方法
掃除機にHEPAフィルターという極小の物質まで99.9%以上の確率で除去できるそうです。空気清浄器もこのHEPAフィルターを使う必要があります。
アレルゲンが潜伏している箇所は、敷物、布団、マットレス、カーテン、枕、シーツそれに子供の好きなぬいぐるみなどがあります。
ぬいぐるみからは87.5%の確率で発見されているそうです。ウールの目はごく小さなため付着しやすく、ウールの着衣もできれば避けた方が良いようです。
猫を触った後の手洗いを忘れない。特にグルーミングができない、首やあごの下には大量のアレルゲンがあるのです。触った後に空中に飛散しないように手を洗います。
頻繁にブラッシングして抜け毛を減らすとかシャンプーをするなどが効果的ですが、シャンプーなどは小さな頃から慣れさせないと相当のストレスになる可能性が高いです。