パピーミルって言葉を知っていますか?パピーミルとは、ペットショップにワンちゃん、猫ちゃんを卸す悪徳繁殖業者の事です。
ペットショップには、可愛いワンちゃん、猫ちゃんがいますが、一体どこから来たのか考えた事がある人は、少ないと思います。
そこには、動物好きの方にとっては、夜も眠れないような現実があるのです。
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ペットショップとパピーミル
日本でペットを飼う時にまず訪れるのが、ペットショップでしょう。99%の人はペットショップでペットを購入することに対して、何の疑問を持っていないはずです。
しかし、ほとんどのペットショップは、パピーミルから買い付けた犬、猫を売っている「子犬、子猫の小売店」です。
パピーミルとは、犬猫の製造工場という意味で、利益を得る目的だけで無理な繁殖をさせ、子犬や子猫を出産させています。
ではなぜ、パピーミルでの大量生産が必要なのでしょうか。
『パピーミルの恐ろしさ』
⇒ https://t.co/dFBPwIOxnl #アメブロ @ameba_officialさんから— あこ (@AkikoYou2005) 2017年8月24日
<ペットオークションでの大量の買い付け ⇒ 流通、展示 ⇒ 1匹でも多く子犬や子猫を売りさばく>
ペットショップのこの様なビジネスを成立させるには、工場のような繁殖業者が必要になるのです。
さらに、ペットショップというビジネスが、行政の犬猫の殺処分数が年間数万匹単位になる原因の一つだと言えるでしょう。
パピーミルでの犬猫の現実
パピーミルにいるワンちゃん、猫ちゃんには自由はありません。繁殖をさせられ、一生ケージから出られず、健康面での配慮はなく、病気になったら放置されるか、保健所へ送られてしまいます。
これがペットショップに並ぶ子たちの裏側。
”命を懸けて、パピーミルの存在を伝え続けた1匹のチワワ”https://t.co/EXGO38WFAx pic.twitter.com/eriBY7uYNJ
— tamutamu (@tamutam63196149) 2017年8月14日
生まれた子犬、子猫も同様です。生後間もなく、親から離され、ダンボールに入れられ、競りにかけられ、病気になったら処分されます。
ペットショップでは、ショーケースで怯えて暮らし、売れ残ると悪徳業者や研究用に売られたり、保健所へ送られたりします。あまりにも残酷な話ですが、これが現実です。
テレビ等でも、たまに繁殖業者や犬猫の殺処分の事を取り上げていますが、放送出来る内容だけでも、かなり悲惨な光景です。
現実を自分の目で確認されたい方は、パピーミルを検索して下さい。
まさに、地獄絵図です。
生まれつき目が無い犬、猫、まるでゴミがかき集められたように古雑巾のように打ち捨てられていました。
こんなワンちゃん、猫ちゃんを減らす為には、パピーミルの現実を知った上で、ペットショップでの生体販売に反対し、ペットショップで動物を買わない事です。
ペットショップで購入すること自体が、気の毒な犬猫を次々に生み出し廃棄される連鎖が続きます。意図せぬ加害者になりたくはないとは思いませんか?
ペットショップでワンちゃんや猫ちゃんを買うという行為は、パピーミルの存在や、不幸な命を生み出す事に加担する事になってしまいます。
小型犬の死体などが大量に遺棄される事件や、売れ残った犬や猫を自治体に処分させているペットショップチェーン。毎日、犬猫が大量に生産され、大量に消費されています。
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海外でのワンちゃん、猫ちゃんとパピーミルについて
ヨーロッパのペット事情
欧州では、店舗内にワンちゃん、猫ちゃんは置かず、ペットグッズのみを販売していて、店舗内での里親募集コーナーや、縁組サイトを介してワンちゃん、猫ちゃんの譲渡を行うのが一般的です。
または、ブリーダーの家に出向き、直接譲渡を行います。誰もがパピーミルではない事を確認してからワンちゃん、猫ちゃんを家族に迎えます。
アメリカのペット事情
【ニューハンプシャー州】
84頭ものグレートデーンが救助された大規模なパピーミル事件を受け、州知事が法による規制強化を約束~頭数にかかわらず、犬を販売している者を抜き打ちで検査する。#犬 #犬福祉
【WG】→https://t.co/VGgkuTmvI8 pic.twitter.com/byDX3lrBaf— 子犬のへや (@koinuno_heya) 2017年8月21日
アメリカはまだ法律の対象外なので、ほとんどのパピーミルは酷い状態だと言われています。
しかし、雑誌やニュース等で取り上げられる事が多い為、情報も得られ易く、パピーミルと繋がっているペットショップに対しては、不買運動が起こっているのです。
今現在日本では、残念ながらパピーミルに対する規制や法律は制定されていません。
「みんなが飼ってる犬が欲しい」「人気犬種が欲しい」という人が多い為に、間違った方向に発展してしまった日本のペットビジネスのあり方は、見直される時期です。
わが家のネコは里親さんから来ました
わが家の3匹の猫は、里親募集の情報で連絡をとってから引き取りました。里親さんと猫が欲しいわが家の間には、ボランティアで猫を保護している方が入っていて間違いなく可愛がってくれる人かどうかを確認されました。

「みい」女の子7歳だよ。お母さんは野良。よそんちの庭に産んだ5匹の一匹が私というわけ。

「あき」男の子じゃないよ。女の子だから間違えないで。7歳。みいちゃんが一人だと寂しいだろうからと男勝りの私も同じ日に来たわけよ。

「ゾジー」年上の女の子のなのに他の2匹勘違いして態度悪い。8歳。複雑な事情でへそ曲がりになったけど、お母さんは大好き。
ペットを商品として購入する習慣があるかぎり、悪徳な繁殖業者は無くなりません。法律を整備する動きも無いようなので、動物に優しい国とは言えませんね。
まとめ
日本ではまだまだパピーミルに対する認識が薄いのが現実です。「猫ちゃんはペットショップで買う」のではなく、親猫ちゃんから子猫ちゃんを養子に貰うという感覚になりましょう。
里親募集コーナーや、縁組サイトを介してワンちゃん、猫ちゃんの譲渡を行うのが普通になりますように。
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